上映作品詳細
<2日限定上映>アリス・ギイ短編集
上映日時
11/12(土)、11/13(日)
17:00-17:55
Ticket
一律 1,000円
※ご招待券はご利用いただけません。
上映作品(全13作品/50分)
『催眠術師の家で』(1分/白黒)1898年
『世紀末の外科医』(2分/白黒)1900年
『オペラ通り』(1分/白黒)1900年
『全自動の帽子屋兼肉屋』(1分/白黒)1900年
『カメラマンの家で』(1分・白黒)1900年
『フェリックス・マヨル 失礼な質問』(3分/染色 → 彩色)1905年
『マダムの欲望』(5分/白黒)1906年
『フェミニズムの結果』(8分/白黒)1906年
『キャスター付きベッド』(4分/白黒)1907年
『ソーセージ競争』(5分/白黒)1907年
『ビュット=ショーモン撮影所でフォノセーヌを撮るアリス・ギイ』(2分/白黒)1907年
『バリケードを挟んで』(5分/白黒)1907年
『銀行券』(12分/白黒)1907年
「記録するだけの映像は退屈。
映画で物語をつくったらどうかしら―」
アリス・ギイ Alice Guy-Blaché
世界で最初に物語映画を監督したフランスの映画監督・脚本家・映画プロデューサー。
パリ郊外に一男四女の末っ子として生まれる。当時、父親は南米チリで出版社と書店を営み、暮らしは裕福だった。アリスは修道院の寄宿学校を経て、速記とタイプを身につける。だが、父親が事業に失敗。ほどなくして父と兄が亡くなったために、アリスはパリの写真機材会社ゴーモン社に就職し、レオン・ゴーモン社長の秘書になる。1895年、リュミエール兄弟による世界初の映画『列車の到着』を社長と共に見て、「記録するだけでは退屈、映画で物語をつくったらどうかしら―」と言ったところ、社長は「秘書の仕事に支障がない限り」の条件つきで、ゴーモン社研究所の裏庭での映画作りを許可した。翌1896年、アリスは第一回監督作『キャベツ畑の妖精』を完成させた。世界初の物語映画の誕生である。以後、撮影所長を11年間務め、1000本近い作品を手掛けた。1907年渡米。1910年映画製作会社<ソラックス社>を発足させると経営は夫に任せ、自分は映画製作・監督に専念。1922年、フランスに帰国。1955年、レジョン・ド・ヌール叙勲。1968年94歳で永眠。